「イケメンシリーズ」特有の、“主人公”の描き方

ミニゲーム画面 ©CYBIRD

――「イケメンシリーズ」の主人公のキャラクター性はクセがないというか、感情移入しやすい造形だと思います。主人公を描く上で気をつけていることはありますか?

鈴木:おっしゃるように「イケメンシリーズ」はクセのない主人公を目指しているところはたしかにあります。

今のトレンドとして、第三者視点で楽しむというか、主人公を尖らせている女性向けゲームも多いですよね。「イケメンシリーズ」ではそれをやらないのは、プレイしているお客さまに作品の世界に没入してほしいということが第一にあって、「共感」を一番大事にしようと考えているからです。

「自分はこういう行動しない」と思ったら、お客さまの気持ちが離れてしまいます。企画陣もその意識を持っているので、カレの行動よりも主人公の行動のチェックが厳しくなることもあります。これは「イケメンシリーズ」特有かもしれません。

主人公の行動に対して明確なアウトラインは作っていませんが、「かわいげがない」はNGという部分はあるかもしれません。

新井:監修をしていて「この行動はかわいくない」「こうした方がかわいい」みたいな意見は出てきますね。主人公がかわいくみえるかどうかも大事だと思っています。

鈴木:「愛され力」が高い女の子像を目指していますね。ライター陣とは「女性が好きな女性芸能人」の傾向の話をすることが多いです。たとえば綾瀬はるかさんや石原さとみさんは女性からも人気が高いじゃないですか、その共通点を探ってみると、愛され力が高い人が多いな、とか。そういう風にして主人公像を練っていきます。

――ユーザーからの声をシナリオに反映させることはありますか?

鈴木:ありますね。「カレのこんな一面が見たい」という声があれば、それに近しいものを取り入れてゲーム内のイベントに出したりして、なるべくお客さまの声は拾うようにしています。「イケメンシリーズ」はリアルイベントも行っているのですが、直接ご意見をくださるお客さまもいらして、それをライター陣へ伝えてもらったりしています。

新井:アプリ内でアンケートもとっていたり、チーム内でぶらさないようにする軸はもちろんあるのですが、可能な範囲で取り入れていっています。

――最後に、今後の新たな「イケメンシリーズ」の構想はありますか?

新井:もう動き始めています。新作が出ることは先日リアルイベント「イケフェス2017」で発表しました。今までは歴史やファンタジーものを展開していますが、次は音楽をテーマにしていて、これまでのシリーズとは変わったものになるのではと思います。

――それは楽しみです、今日はありがとうございました!

『イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑』

●アーサー・コナン・ドイル(CV.木村良平)の本編ストーリー配信開始!

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木村良平氏がCVを務める女たらし×軽薄な”アーサー・コナン・ドイル“の本編ストーリーが11月13日より配信中。

<あらすじ>
三日月の夜に迷い込んだお屋敷で出逢ったのは「天才ミステリ作家」アーサー・コナン・ドイル。
危険で妖艶な彼は私にある勝負を持ち掛ける。
その勝負の中で見えてきたのは、彼の無垢とも呼べる本当の素顔。
「キミほどに俺を夢中にさせる相手は、他には考えられない。
……負けてもいい、って心底想える相手は、キミだけだよ」
名探偵シャーロック・ホームズでも解けない謎……それは、人が恋に堕ちるワケ。
この謎が解けた時、私が手に入れたのは――あなたという運命の人。

●「本編進めようキャンペーン」開催

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本編ストーリーなどを進めると、アバターやアイテム、ストーリーなど豪華特典がもらえる本編進めようキャンペーン「このKissは誰にも言えない」が実施中。特典のストーリーでは、誰にも言えない秘密の”キス”のお話を楽しむことができる。
キャンペーン期間:11月13日(月)16:00~11月27日(月)16:00まで